子どもの（相対的）貧困について、ここ数年　新聞・テレビのニュースや出版物などで取り上げられることが多くなりました。行政や自治体でも、民間でもいろいろな活動を通して、すべての子どもが持つ権利が保障され、健やかに成長するための取り組みが進められています。子ども食堂が全国的に広がってきているのもその取り組みの一つです。

本来子ども食堂の目的は、経済的な事情により家庭で十分な食事が子どもたちや、一人で食事をする子どもたちに食事を提供し、安心して誰かと一緒にコミュニケーションを図り、人との関わりのなかで食事をするためでした。その後、次第に考え方も多様になってきて、いろいろな取り組みもされています。

この度、百合学院の隣で子ども食堂を始めたのは、百合学院のある地域の子どもたちが、地域全体から大切に見守られ、健やかに成長してほしいと思うからです。私たちも地域の人たちとの出会い

関わりを大切にすることによって、地域全体が人を大切にする、そんな地域となってほしいという思いからです。

そのため、対象としているのは特定の子どもではなく、すべての子どもたちです。

お友達やボランティアのお姉さん、大人の人と一緒に食事をして、食後は遊んだり、学校の宿題をしたりするスペースもあります。是非、興味のある方はどうぞのぞきに来てください。

 

若王寺子ども食堂の会

スタッフ一同